長い歴史と豊かな文化をもつ名古屋の魅力を掘り起こし、全国に向けて広く発信しようという「やっとかめ
文化祭」が、10月31日(木)~11月24日(日)の25日間名古屋市内全域で開催。初日に、栄・オアシス21
で「辻狂言」のデモンストレーションがおこなわれました。
▼10月31日(木)、主人(左:佐藤融)に言われ、鯛のマネをする男(右:井上松次郎)
▼10月31日(木)、鯛の鳴きまねまで要求され、「タイタイ」と叫ぶ男(右:井上松次郎)
「辻狂言」とは、江戸時代、一般庶民を対象に、人が大勢集まる街角や道端、寺社の境内などで行われ
ていた辻能にならって、狂言を現代のまちなかに復活させようというもので、国内初の公演ということです。
初日に公演された狂言の曲目「盆山」は、井上松次郎が扮する男が盆山(箱庭風の盆栽のこと)を盗み
にはいると佐藤融が扮する主人に見つけられます。見破られているとも知らず、主人から犬や猿の鳴き
まねをさせられたうえ、鯛の鳴き声まで要求されて、「タイタイ、タイタイ」と叫ぶと観客から笑いが。
名古屋を本拠地とする和泉流狂言が、やっとかめ文化祭の看板でもあり、11月1日(金)午後6時から
ナナちゃん人形ストリートイベントスペースで公演されるのをはじめ、22日まで市内各所で20回の公演
が予定されています。狂言師井上松次郎さんは、これを機会に名古屋が誇る伝統芸能和泉流狂言をラ
イブで楽しんでいただきたいと、オススメです。(2013年10月31日)
やっとかめ文化祭公式サイト http://www.yattokame.jp
やっとかめ文化祭公式サイト http://www.yattokame.jp